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十二社熊野神社(新宿)の見どころ・由来を徹底解説!例大祭・御朱印・歴史とアクセス完全ガイド

こんにちは、福猫あきです🐾

日本一の超高層ビル街・西新宿。東京都庁のすぐ足元、スーツ姿のビジネスパーソンが行き交うオフィス街のど真ん中に、驚くほど静かで深い緑に包まれた鎮守の杜があるのをご存じでしょうか。

それが今回ご紹介する「十二社熊野神社(じゅうにそうくまのじんじゃ)」です。

十二社熊野神社の鳥居越しに見る拝殿と、例大祭を控えて準備が進む境内の様子

巨大なガラス張りのビル群を背負うようにして佇む木造の社殿――そのコントラストは、まさに東京・新宿ならではの唯一無二の景観。一歩鳥居をくぐれば、都庁の目と鼻の先とは思えないほど澄んだ空気が流れ、都会の喧騒を一瞬で忘れさせてくれます。

今回は、例大祭直前という活気あるタイミングで参拝してきました。神社の歴史や名前の由来、境内に眠る数々の文化財、御朱印、そして例大祭の最新情報まで、現地レポートを交えて余すところなく徹底解説します!

なぜ「十二社(じゅうにそう)」と呼ばれるのか?由来と歴史

神社の周辺は古くから「十二社」と呼ばれていますが、実はこの神社の名前そのものが地域名になったという興味深い歴史を持っています。

境内の案内板や古文書によると、創建は室町時代の応永年間(1394〜1428年)。紀州(現在の和歌山県)出身で、この一帯を開拓して巨万の富を築き「中野長者」と呼ばれた商人・鈴木九郎(すずきくろう)によって創建されました。

鈴木九郎は、故郷である紀州の「熊野三山(熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社)」に祀られている「十二所権現(じゅうにしょごんげん)」をこの地に勧請(かんじょう:神様の御分霊を迎えること)し、自邸の産土神として祀りました。この「十二所権現」が転じて、いつしか「十二社(じゅうにそう)」と呼ばれるようになり、地名として定着したと伝えられています。

室町時代からの由緒と文化財が記された十二社熊野神社の境内案内板

【御祭神】

  • 櫛御気野大神(くしみけぬのおおかみ) ※素戔嗚尊(すさのおのみこと)の別名
  • 伊邪那美大神(いざなみのおおかみ)

家内安全・商売繁盛・開運厄除・縁結びなど、人生のあらゆる局面を守護してくれる力強い神々がお祀りされています。

江戸時代は「江戸西郊の景勝地」!池や滝があったリゾート地

現代の風景からはとても想像がつきませんが、江戸時代中期から昭和初期にかけて、十二社一帯は「江戸西郊随一の景勝地・歓楽街」として庶民に大人気のお出かけスポットでした。

かつて神社の周囲には、神田上水の手助けとして作られた「十二社の池(上池・下池)」が広がり、落差のある「十二社の滝」が水音を響かせていました。料亭や茶屋が建ち並び、春は花見、夏は舟遊びや蛍狩り、秋は月見、冬は雪見と、四季折々の風情を楽しむ人々で年中賑わっていたのです。

江戸の浮世絵師・歌川広重の『名所江戸百景』にも「角筈熊野十二社」として池や茶屋の賑わいが描かれており、文人墨客や多くの江戸っ子が日常を離れて足を伸ばすリゾート地でした。

昭和40年代の新宿副都心開発(淀橋浄水場の移転と超高層ビル街の造成)に伴い池は埋め立てられましたが、かつてのオアシスとしての記憶と水と緑の清々しさは、今も境内の鎮守の杜や隣接する新宿中央公園にしっかりと受け継がれています。

見どころ①:超高層ビルと木造社殿が織りなす絶景

十二社熊野神社の石鳥居越しに見える歴史ある社殿と背後にそびえる西新宿の超高層ビル群

十二社熊野神社の一番の魅力は、なんといっても「超高層ビル群」と「歴史ある神社建築」のコントラストです。

参道の途中にある重厚な石鳥居の前に立つと、鳥居の向こうに厳かな拝殿、そしてその背後には天高くそびえ立つ新宿パークタワーや都庁などのビルが借景となって視界に飛び込んできます。

古き良き日本の伝統美と、最先端の近未来都市がひとつのフレームに美しく収まるスポットとして、近年は国内外の観光客や写真好きからも大注目されています。静寂の中に風の音と木々のざわめきが響き、ここが世界最大級のターミナル・新宿駅から徒歩圏内であることを忘れさせてくれます。

見どころ②:境内に息づく新宿区指定の歴史文化財

歴史ある神社だけに、境内には江戸時代の面影を今に伝える貴重な文化財が数多く残されています。参拝の際は、ぜひじっくりと観察してみてください。

  1. 十二社の碑(新宿区指定史跡) 嘉永4年(1851年)に建てられた記念碑。かつて風光明媚だった十二社の情景や、池が作られた経緯、茶屋で賑わう人々の様子が刻まれています。
  2. 太田南畝(蜀山人)の水鉢(新宿区指定有形文化財) 江戸時代後期の有名な狂歌師・太田南畝(狂名:蜀山人)が文政3年(1820年)に奉納した手水鉢。彼の自筆の銘が刻まれており、当時の文人文化の息吹を感じられます。
  3. 大和田花翁作の狛犬(新宿区指定有形文化財) 江戸時代中期の彫刻師・大和田花翁によって手がけられた狛犬。力強くもどこか愛嬌のある造形で、境内を邪気から守っています。

見どころ③:緑に包まれる参道と静寂の石段

十二社通りから十二社熊野神社境内へと続く緑豊かな参道の石段

十二社通り側から境内へと登る石段も風情たっぷりです。コンクリートの擁壁と鬱蒼とした木々のコントラストが美しく、階段を一段一段上るごとに街の喧騒が遠のいていくのを実感できます。

階段を上がりきるとパッと視界が開け、都心のエアポケットのような穏やかな空間が広がります。春には新緑、秋にはイチョウの黄葉が石段を彩り、四季の移ろいを肌で感じられるおすすめの散策路です。

見どころ④:なでしこジャパンも祈願!勝負運を呼ぶ「八咫烏(やたがらす)」のお守り

いる勝利祈願の八咫烏(やたがらす)のおみくじ

熊野神社といえば、神の遣いであり道開きの象徴とされる「三本足の八咫烏(やたがらす)」が有名です。八咫烏は、日本サッカー協会(JFA)のシンボルマークとしても広く知られています。

2011年、サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」の佐々木則夫監督(当時)がワールドカップ出発前にこの十二社熊野神社へ参拝し、見事世界一に輝いたことから、「勝負運・必勝祈願の神社」としても一躍有名になりました。

社務所では、八咫烏がデザインされた勝守や絵馬、御朱印帳が授与されており、スポーツに励む方や受験生、ビジネスでここ一番の勝負を控えている方から絶大な人気を集めています。

年に一度の熱気!例大祭の見どころと賑わい

十二社熊野神社の例大祭に向けて露店や提灯が並ぶ賑やかな境内の風景

十二社熊野神社が一年で最も活気に満ちるのが、毎年9月中旬に行われる「例大祭」です。

普段は静寂に包まれている境内が、この時ばかりはお祭りムード一色に染まります。私が参拝した際も大祭の直前で、境内にはフランクフルト、焼きそば、かき氷、焼き鳥などの露店が所狭しと立ち並び、提灯の飾り付けなど着々と準備が進められていました。

【例大祭の主な行事内容】

  • 大祭式:両日とも午前11時30分より社殿にて厳かに執行。
  • 里神楽の奉納:神楽殿にて、伝統ある里神楽やお囃子が終日奉納されます。
  • 神輿連合渡御:西新宿・角筈(つのはず)エリアの各町会から集まった絢爛豪華な神輿が、高層ビル群の間を練り歩きます。「ソイヤ、ソイヤ」の掛け声がオフィス街にこだまする光景は圧巻の迫力!

ビジネス街のイメージが強い西新宿ですが、この日ばかりは地域住民や商店街の熱い絆と下町情緒を間近で体感することができます。

十二社熊野神社の御朱印情報

八咫烏の朱印と力強い墨書きが施された十二社熊野神社の御朱印

参拝の記念にぜひいただきたいのが御朱印です。

  • 授与場所:拝殿右手の社務所
  • 受付時間:9:00〜16:30頃
  • 初穂料:500円(※書置きまたは直書き)

中央には堂々とした墨文字で「熊野神社」、右上には熊野信仰の象徴である八咫烏の朱印が捺されます。また、例大祭の時期や季節限定の特別御朱印が頒布されることもあるため、御朱印集めをされている方は要チェックです。

よくある質問(FAQ)

Q. 境内での写真撮影は可能ですか? A. 境内や社殿外観の撮影は可能ですが、他の参拝者の迷惑にならないようご配慮ください。また、指定された立ち入り禁止区域や祈祷中の社殿内部など、一部撮影が制限されている場所がありますので、境内の案内表示に従いましょう。

Q. 参拝の所要時間はどれくらいですか? A. 本殿参拝と文化財の見学だけであれば約15〜20分程度です。御朱印の拝受や新宿中央公園を含めた散策を楽しむ場合は、40分〜1時間ほど見ておくとゆったり過ごせます。

Q. 駐車場はありますか? A. 参拝者専用の一般駐車場はありません。車で訪れる場合は、近隣のコインパーキングや「新宿中央公園駐車場」「都庁第一本庁舎駐車場」などの公共駐車場をご利用ください。

アクセス情報

【ここに画像:境内入口の門(高層ビルを背景にした一枚)】

新宿中央公園の西端に位置し、複数の駅から徒歩圏内でアクセス抜群です。

  • 都営地下鉄大江戸線「西新宿五丁目駅」:A1出口より徒歩約4分
  • 都営地下鉄大江戸線「都庁前駅」:A5出口より徒歩約5分
  • 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」:2番出口より徒歩約10分
  • JR・京王・小田急各線「新宿駅」:西口より徒歩約15分
  • バス利用の場合:新宿駅西口(地下道)から「新宿WEバス」本庁舎方面行きに乗車、「都庁本庁舎」または「パークハイアット東京前」下車徒歩数分

十二社熊野神社
所在地:東京都新宿区西新宿2-11-2
最寄り駅:都営大江戸線「都庁前駅」、JR「新宿駅」西口より徒歩圏内

まとめ:参拝のあとは新宿中央公園&都庁展望室の散策へ

西新宿の高層ビル街を借景にした十二社熊野神社の境内入口と門

超高層ビル群の足元に広がる「十二社熊野神社」。かつて水清らかな景勝地として愛され、現在は新宿の街と人々の暮らしを静かに見守り続けている特別なパワースポットです。

参拝したあとは、神社に隣接する新宿中央公園をのんびりお散歩するのがおすすめ。園内にはカフェ施設「SHUKNOVA(シュクノバ)」もあり、緑を眺めながらテラス席で心地よいカフェタイムを過ごせます。また、歩いてすぐの東京都庁45階「都庁展望室」(入場無料)に足を伸ばせば、地上202メートルから東京の街並みを一望でき、晴れた日には遠く富士山まで見渡すことができます。

ビジネス街として発展を続ける西新宿にあって、古の記憶と豊かな自然を今なお色濃く残す「十二社熊野神社」。日々の忙しさから少し離れてリフレッシュしたいときや、大きな挑戦を控えて背中を押してもらいたいときに、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

十二社熊野神社 基本情報まとめ

参拝前に確認しておきたい基本情報を一覧表にまとめました。

項目詳細情報
神社名十二社熊野神社(じゅうにそうくまのじんじゃ)
御祭神櫛御気野大神(くしみけぬのおおかみ)
伊邪那美大神(いざなみのおおかみ)
ご利益開運厄除、商売繁盛、家内安全、縁結び、勝運・必勝祈願
鎮座地〒160-0023 東京都新宿区西新宿2-11-2
参拝時間24時間参拝可能(境内自由)
授与所・社務所9:00~16:30頃(御朱印・お守り・祈祷受付)
拝観料無料
電話番号03-3343-5521
最寄り駅・都営大江戸線「西新宿五丁目駅」徒歩4分
・都営大江戸線「都庁前駅」徒歩5分
・東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」徒歩10分
・JR・私鉄各線「新宿駅」西口より徒歩15分
駐車場専用駐車場なし(近隣のコインパーキングまたは公共駐車場を利用)
公式サイト新宿十二社 熊野神社 公式HP

歴史の深さと都会の洗練が同居する、不思議で心地よいパワースポット。 西新宿エリアを訪れる際は、ぜひ立ち寄ってみてくださいね🐾

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